Rosacyanin

のんびり気ままなBL小説中心の読書記録。

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「君も知らない邪恋の果てに」/鈴木あみ

鈴木あみ「君も知らない邪恋の果てに」 ill.樹要 白泉社花丸文庫

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再読。花降楼シリーズの一作目。
一度読んで合わないと思って処分して、今回花降楼シリーズコンプのためにまた買った。
2年も経つと読む側も変わって、あの時つまらないと思っていたのに結構面白かった。

主人公・蕗苳は高級旅館の御曹司。
甘やかされて育った蕗苳だったが、父が病気で経営がおぼつかなくなってくる上、だらしないが悪知恵の働く兄が借金を作り、旅館は壊滅状態になる。
そしてとうとう兄に花降楼に売られてしまう。

蕗苳には二つ上の幼馴染がおり、旅館の従業員の息子・旺一郎を我が儘だった蕗苳はこき使ってばかりだった。
旺一郎は売られる前夜、一緒に逃げようと駆け落ちを試みる。
しかし兄は強かで、医学部を目指す旺一郎を思う蕗苳は彼に酷い言葉を投げつけて振って、大人しく売られるしかなかった。

……とこんな風に書くとものすごーいメロドラマで、切ない話なのだが、個人的に旺一郎の行動がいちいちツボをついて笑いたくなってしまった。

なんといっても旺一郎はシリーズ一の執着心の持ち主だと思う。
多くの攻めたちが元々お金持ちの生まれで、多くの財産を既に持っているのに対し、旺一郎は普通の家の生まれ。
当然花街で遊ぶような金があるわけではない。
だというのに、蕗苳の水揚げまでの約2年の間に金を荒稼ぎして、躍起になって自分が水揚げしようと画策するのである。
なんという激しい執着…。

何よりすごいなーと思うのは、稼ぎまくった方法が正攻法ではないこと。
株で…とかならわかるが、まさか闇金とは(犯罪すれすれで警察に目をつけられている)。
水揚げまでの時間が短かったから、焦っていたのだと思うけれど、なんでそんな方法を取ったんだか。
さらに、駆け落ちしようとした時にこっぴどく振られたことを恨んでいたこともあって、やっと登楼して馴染みになったと思ったら、何日も泊まりっぱなしでやりっぱなし。
しかも無理にやった後の始末をしたり、窓枠に座って窓を開けたままやるしで、そっちもシリーズ中一番激しい…。

まあ、ちゃーんと旺一郎は蕗苳のことを考えて行動しているところもあるにはある。
売りに出されてしまった実家を買い取ってくれたり(闇金で稼いだ金で、というのはやはりどうかと思うが)、水揚げしようとしていた気持ち悪い客を撃退してくれたりと、ちゃんとヒーローでもある。
でも他の部分が楽しすぎて、個人的にはかなり変な攻めだ。

「臈たし甘き蜜の形代」/鈴木あみ

鈴木あみ「臈たし甘き蜜の形代」 ill.樹要 白泉社花丸文庫

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花降楼シリーズ、その9。
テキトーな順番で読んでいるのだけれど、せっかくなら綺蝶×蜻蛉を先に読んでおけばよかったなぁと反省。
なにせ今回の攻め様は蜻蛉を身請けしようとして振られた御曹司・岩崎さん。
蜻蛉に振られてからかなり経っているのだけれど、前はどんなだったか知っていたら変化を楽しめたのに。
まぁ、これを書いている今は既刊すべて読み終わっているからいいんだけど…。


以下、感想。


「白き褥の淫らな純愛」/鈴木あみ

鈴木あみ「白き褥の淫らな純愛」 ill.樹要 白泉社花丸文庫

白き褥の淫らな純愛 花降楼シリーズ第七弾 (白泉社花丸文庫)白き褥の淫らな純愛 花降楼シリーズ第七弾 (白泉社花丸文庫)
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現代に吉原復活した花降楼シリーズ7作目。
発行順が時系列になっているわけではないので、どこから読んでも大丈夫みたいだ。

「夜の帳、儚き柔肌」が気に入ったので、調子に乗ってもう1冊。
ちなみに電子書籍で購入したのだが、紙の方が安いという…。
こうなったらこのシリーズを制覇してやろうと思うので、紙で揃えようと思う。


以下、感想。

「夜の帳、儚き柔肌」/鈴木あみ

鈴木あみ「夜の帳、儚き柔肌」 ill.樹要 白泉社花丸文庫

夜の帳、儚き柔肌 花降楼シリーズ第三弾 (花丸文庫)夜の帳、儚き柔肌 花降楼シリーズ第三弾 (花丸文庫)
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売春防止法が廃止されて現代に吉原遊廓が復活して…というBLファンタジーならではの設定。
これは毎度主人公が変わるシリーズの三作目。
一作目だけ読んだことがあって、そちらは好きになれず。
原因は当時こういったBLファンタジーに免疫がなかったからだと思われる。

さて、主人公は遊び人の御曹司・蘇武×花降楼の色子・忍。
忍が健気で可愛いなぁと思ったのが第一印象。
何せ捨て子で妓楼育ちのくせに、内気なのが幸いしてお客を喜ばせる手練手管に長けていない。一生懸命やっているのだけれども。
お客がなかなかとれないのでいつも売れ残り、たまにくる客は忍に暴力を振るうのである。

吉原に関する本で知ったのだが、遊廓では朝に出されるご飯におかずがつかないのだとか。
白飯と味噌汁だけで、おかずは自分で買わなければならない。
昼も似たような状況で、夜はついたお客に食べさせてもらう。
それでは確かに忍は満足に食べられない。
仮令暴力を振るうお客でも、ちょっとでもお金が入ればおかずが買えるから嬉しい。
いつもおなかをすかせて栄養不足の結果、あんなことになったんだろうなぁと思うと余計切ない。
(あんなこと=結核。直ぐに分かった。ベタだけど悲愴感を出すには効果的)

攻め・蘇武は馴染みを決して作らないことで有名な美丈夫。
遊び人なのに遊び人の雰囲気はない、優しい男。
偶然ふたりは客と色子としてではななく出会うのである。
馴染みを作らないことで却って誰が蘇武を落とせるか躍起になっていて、騒がしい周囲に嫌気がさしていた彼にとって色子なのに大人しくて気取らない忍はとても新鮮だった。
軽い気持ちで忍の馴染み客になるのだが、だんだん忍に本気で恋をしていくのがいいなぁと思った。
誰にでも優しくしているところを見て嫉妬する忍は可愛かったけど、できればもっと何か短所のある人間味のある男だったらよかったのに。
完璧な王子様過ぎたところに不満を感じてしまった。

あと脇役・椿と原!
原は忍の馴染みになるが暴力的な抱き方をする男。横暴な男が忍の健気な姿に変わるのもよかった。
椿は忍に意地悪するのだが、その裏でおかずを食べられない忍に卵焼きを奢ろうとしたりとどうやらツンデレらしい。ちょっと気になる。
椿主役の本もあるけど、他にも気になるのがあるからなぁ~。

「泥棒猫」/鈴木あみ

鈴木あみ「泥棒猫」 ill.街子マドカ 二見シャレード文庫

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お気に入り度 ハート 薄ぴんくハート ちょっと薄ぴんく


女性にのみ感染する謎の奇病で男性しか存在しない世界が舞台。
なので、科学者たちはどうにか子孫を残そうと人工子宮なんかの研究をしていて、主人公たちも研究者。
そしてこの世界、どういうわけか動物のミミと尻尾が生えてきた男性がおり、彼らはミミつきと呼ばれる。
しかもミミつき、男を惹き付けるフェロモンを出すからとても危険(主に貞操が)。

色々突っ込みたいのは山々だが、尻尾の可愛さにノックアウトされたので気にしないことにした。
自分の意志と関係なく、感情が出てしまう尻尾。
眠いのに尻尾を触られて気になってしまって尻尾をぱたぱた…。
可愛すぎだろう。
もっとミミの描写もあればいいのに。
っていうかあのミミは聞こえるんだろうか。


「ウサギ狩り」という本のリンク作なのだが、そっちは読んでなくても大丈夫だった。
今度は犬が出るようだが、むむむ。どうするべきか。
でもいくらミミや尻尾が可愛くても、ストーリーがよくないとすぐに飽きちゃうんだよな…。

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