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のんびり気ままなBL小説中心の読書記録。

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「束縛の呪文」/夜光花

夜光花「束縛の呪文」 ill.香坂あきほ キャラ文庫

束縛の呪文 (キャラ文庫)束縛の呪文 (キャラ文庫)
夜光花 香坂あきほ

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お気に入り度 ハート 薄ぴんくハート ちょっと薄ぴんくハート ぴんく


俳優×カメラマンで、監禁はあるが少しだけ。
監禁モノと思って読み始めたのだが、嬉しい裏切りである。
しかし、あとがきを先に見てしまったのだが、読まないほうが楽しめたんじゃないかと思う。
人にもよるかと思うが…。


というわけで、折りたたんでみる…前にあらすじをコピペしてみる。

【あらすじ】
フランスを拠点に活動するカメラマンの的場喬一。撮影のため一年ぶりの帰国で偶然再会したのは、人気上昇中の新人俳優・高瀬義隆。高校時代から付き合っている遠距離恋愛中の恋人なのに、喬一はわざと帰国を知らせない。そのつれない態度に翻弄される義隆は、苛立ちつつも執着を募らせる。思いつめた義隆は、「俺はお前がいなきゃ駄目なんだ!」と思い通りにならない喬一を監禁してしまい!?



以下、感想。



あらすじを読むと義隆が喬一に恋焦がれ、執着心から監禁する話に思えるのだが、実際は違うのである。
視点も喬一であり、義隆を振り回している。

病死した母親がフランス人の喬一は、高校卒業後にフランスに渡ってしまい、日本にいる時間は非常に少ない。
他の人にも気があるように振る舞ったり、遊んでいるそぶりを見せる。
ふたりの最大のしこりは、義隆の姉と喬一が一度関係を持ったことがあり、妊娠させ中絶したという過去である。

思い通りにならず真っ直ぐに自分だけを好きでいてくれない喬一に、義隆は強い執着心を見せる。
今までの言動から喬一を純粋に信用して愛することができない義隆は好きだとか愛しているとかは決して言わない。
けれど約束をさせたり、取引を持ちかけて喬一を束縛しようとするのだが、喬一のほうが策略に長けていた。

喬一は義隆が好きで好きでたまらないのである。
愛しているから、いつか義隆の自分への愛着が消えてしまうことを何よりも恐れている。
人の気持ちの機微に敏感で聡い喬一は、高校時代に愛し合うようになってからしばらくして、自分以外に義隆の興味が移っていくのを感じていた。
さらに、義隆は非常に飽きっぽく、同じものを長期間使用することもないし、仕事も最初はサラリーマンをしていたのに俳優に転向した。
だから不安だったのである。不安と言うよりは、未来を予測していたから、それを避けるために義隆が自分に飽きないよう演じてきたのだ。

先輩にレイプされ妊娠してしまったことを悩む義隆の姉に相手の男が自分だということにすれば親に大事にされずに済むだろうと提案する。
浮気で軽率だと思わせ、さらに恨みを植えつけることで自分は完全に義隆のものにはならないと勘違いさせる。
その後も日本とフランスに離れ、距離を置くことで義隆の気持ちを煽る。
義隆の支配欲を巧みに利用したのだ。

そこまでする喬一の義隆への愛と執着、臆病さは病んでいる。
後半、義隆の姉の妊娠騒動が誤解だと分かったあと、捨てられる前に終りにしようとする喬一の姿は切なさよりもすさまじい執着の怖さを感じさせる。

義隆の喬一への執着心も強いとは思うのだが、もしも変わってしまったら。
その時、喬一が義隆をどうするのか、義隆が二人の関係性をどうするのか、背筋が寒い…。

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