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のんびり気ままなBL小説中心の読書記録。

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「執事の分際」/よしながふみ

よしながふみ「執事の分際」 白泉社文庫

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よしなが ふみ

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映画「大奥」を観てからのマイ・よしながふみブームはまだまだ継続…

ランス革命前後を舞台にしたお話。
ど真ん中ボーイズラブなのだが、ベッドシーンにさえ目をつぶれば誰が読んでも素敵な漫画である。
主人公たちの恋愛はもちろんだが、時代背景がしっかりしていて、この時代での生き様が描かれている。


以下、感想。





「シノワズリ」「ある貴族達の一日」

当時のフランス社交界では浮気は当然。してないほうがオカシイ。
中国趣味(シノワズリ)のある伯爵はある貴婦人をものにしようとするのだが、約束の場所にいたのは彼女の使用人のセルヴィニアン。
貴婦人は彼を好きにしてよいと手紙に書いていたので、伯爵はありがたく頂くことに。
美味しくいただいてしまう伯爵も伯爵だが、命令とはいえ抱かれてしまうセルヴィニアンも理解不能である。
しかし、その後も貴婦人は伯爵との逢瀬の約束を破り続け、伯爵はセルヴィニアンと体の関係を続けていく。
互いにどこか惹かれていた二人だが、貴婦人がやっと伯爵と夜を共にすることで二人の関係はついえてしまう。
伯爵がセルヴィニアンへの恋心を確かなものにするには時間が充分ではなかったし、セルヴィニアンにとっては分不相応な恋であった。

その後伯爵がはっきりセルヴィニアンへの気持ちを自覚するのは「ある貴族達の一日」での短い邂逅でのこと。
幸福な恋人たちの話ではないが、余韻が好きだ。


「小姓の分際」

セルヴィニアンとの恋愛模様を演じた伯爵と、中国人の血が入った使用人・クロードの話。
クロードとセルヴィニアンにつながりはないようだが、中国趣味という点では同じ。
クロードは伯爵が決して中国の血を取り沙汰して差別せず、人として扱ってくれることに尊敬し、そして愛した。
体の関係はなく、伯爵はクロードの思いを知らず、死別で終わりを迎える片思いである。
寂しく切ないのだが、その後の伯爵の息子の話が明るいので雰囲気に浸れず。


「愛とは夜に気付くもの」「執事の分際」
「『執事の分際』のすぐ後」「主人の分際」
「主人と貴婦人」「雪の降る夜」
「ああ主よ、このよろこびを」「永遠に」


クロードが執事として仕えるのはかの伯爵の息子・アントワーヌ。
アントワーヌは貴族のぼんぼんで、見た目は天使、中身はお馬鹿サン。
一方のクロードは主人を愛する計算高く、そつがなく腹黒い男。
かなりギャグ要素・エロ要素が多く、楽しく読める。

楽しかったのは革命後の二人。
アントワーヌのぼんぼん振りを見越して詐欺行為を働いてまで金を作り、安泰な暮らしを得ようとするクロードに笑った。
しっかりというかちゃっかりしている。


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