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のんびり気ままなBL小説中心の読書記録。

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「愛される貴族の花嫁」/遠野春日

遠野春日「愛される貴族の花嫁」 ill.あさとえいり SHYノベルス

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お前もっと喋れーー!

何度攻めに怒鳴りたくなったことか。
つまり言葉が足りないことで起こるすれ違いラブな話。
しかも言葉が足りないというのは、肝心なことを言わない所為で誤解が生じてしまうという類ではなく、本当に無口であまり話さないのである。



家計が厳しい子爵家から資産家でもある伯爵家へ嫁ぐ桃子(とうこ)。
しかし、桃子は結婚前に母親と事故死してしまい、花婿・奏の提案で瓜二つの双子の兄である一葉(かずは)が桃子の身代わりとなるこに。
洋館で最低限の使用人とともに暮らし始める二人だが、ただ桃子のふりをしていればいいと思っていた一葉に反して奏は毎夜一葉を抱くのである。
あとがきで作者も書いてあるように、他の遠野作品の攻めたち(そして多くのBLの攻めたちにも)と違って、傲慢さや強引さがほとんどないのである。
命令口調で来なさいと言ったり嫌がっているのを無視することはあれど、抱いた後にバツの悪い顔を見せたりちょっとした優しい仕草を見せたりするのだ。
だが、本当に必要最低限のことしか口にしないので、奏が何を考えているのかよくわからない。
一葉を抱きたい気持ちと抱いた後ろめたさみたいなものは感じるから、一葉が好きなのだとはわかるが、理由がわからない。
第一、一葉は奏が何を考えているのかさっぱりわからないのだ。

後半、奏が一葉のために犬を飼ったり、話すようになる。
すると奏が可愛く思えてきてならない。
一葉と一日ずっと一緒にいたいけれども、どうすればいいのかわからなくて、気まずくて、わざわざ用事を作って出かけるのである。
ちょっと子どもっぽいところがあるのだ。
おそらくあまり感情表現が上手くなく、桃子や一葉を弱みに付け込んで手に入れてしまったことへの罪悪感から本当の気持ちを言えないから夜は妻の務めだからと一葉を抱いているのだろう。

粘着質な一葉に懸想する書生が出てきて一葉を二度も襲ったり、一葉が奏が貴婦人と一緒にいるところを見て誤解したり、定番のイベントを経て二人は両想いになる。
めでたくくっついたふたりだが、ラブラブのシーンが少なくて大変残念だった。
崖から落ちたあとの一葉に無理させるわけにはいけないとはいえ、もっといちゃいちゃして欲しい。
奏が最初から一葉が好きで、桃子が一葉の代わりだったというのは拍子抜け。
もう少し捻った理由が欲しかったような…。単なる政略結婚ではなく奏を好ましく思っていた桃子が報われない。
だから奏は後ろめたかったんだろうけど。

でもなんだかんだ書きつつも、私はこの話が結構好きだ。

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