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のんびり気ままなBL小説中心の読書記録。

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「いたいけなケダモノ」

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愛したい不器用な大人と、愛されたい臆病な子どもの話。

金はあれど、真面目に働かず、特定の恋人を持たずに遊ぶ冬柴。
ある日友人の真鍋に親戚の子どもを預かってくれと頼まれる。
16歳の少年、果南は影の薄い綺麗な子どもだった。
真鍋に押し付けられる形で二人の生活が始まる。

冬柴は相手に贈り物をして喜ばせることが好きである。
それが冬柴の愛し方なのだ。
しかし、果南は愛されたことがなかったため、甘え方を知らなかったので、冬柴は苛立つ。

果南はとても感情が少ない。
少ないが、とても素直である。
必死に愛されるために、冬柴の愛し方に応えようとする。
とりわけ銀のスプーンのエピソードは恋愛の愛情ではなく、もっとも基本的な愛である母の愛情・家族の愛情を渇望していることが伺えた。
拙い感情の表現といじらしい言動に、せつなくなった。
ぎゅっと抱きしめてあげたくなる。

冬柴が誤解をといて本当の果南を知ったとき、ふたりの欲求はぴったりと重なる。
冬柴は愛したい、果南は愛されたい。

けれど、そうではないのだなと、真鍋という壁があってわかる。
果南がただ愛されたかったら、相手は誰だっていいし、そもそもそこに性愛は含まれない。
果南は冬柴を愛したいと思い、冬柴の欲望を受け入れたのだから、それは恋愛感情なのだ。
お互いに愛し愛されるふふたりの姿はとてもよかった。


ぎすぎすした感情がなく、ゆったりと感情の動きで進むこういう話がやっぱり好きだな。

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