Rosacyanin

のんびり気ままなBL小説中心の読書記録。

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「スウィート・リベンジ 1」

真瀬もと「スウィート・リベンジ 1」 ill.金ひかる ディアプラス文庫

スウィート・リベンジ〈1〉 (新書館ディアプラス文庫)
スウィート・リベンジ〈1〉 (新書館ディアプラス文庫)
新書館 2000-06
売り上げランキング : 489971


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

お気に入り度 ハート 薄ぴんくハート ちょっと薄ぴんくハート ぴんくハート 濃いぴんく


19世紀、ロンドン、探偵。
私の大好物である。


主人公のバートは探偵である。
事務所の出資者である従男爵、アルジーと時折ベッドを共にしている。
それは法律で禁じられた関係。

バートの想い人は、男娼として働き薬漬けになっていたところを助けてもらい、腕利きの探偵であるジェムである。
バートは彼に想いを打ち明けることはしない。

一方、アルジーは過去の罪にトラウマを抱えていた。
継母であり、母の死の憎しみと愛とで陵辱し、心が壊れてしまったクラリス。
そしてクラリスとの不義の子であり、誰よりも死を願い、誰よりも愛し、誰よりも憎まれているクリスティナ。
アルジーは二人への愛と罪悪感に塗れ、苦しんでいる。
バートはクラリスに似ているという理由から手込めにし、精神安定剤代わりにしている。

お互いに必要とし、バートは脆いアルジーが傍を離れたら壊れてしまうのではないかと危惧し、アルジーはバートの存在に依存している。
それでもアルジーはバートに言うのだ。
「わたしはきみのことを愛してなどいないよ」
バートもアルジーへの気持ちが何なのかわからなくなっていく。

ふたりの間にあるものは愛ではないのだろうか。
いや、まだ愛にはなっていないのか。
それでも、愛に近い感情だとは思うし、今ふたりが愛し合っても、アルジーの問題がある限り簡単に幸せにはなれないだろう。
クリスティナがきっと許さないし、アルジーはクリスティナは不幸だと思っている限り自分が幸福になろうとは思わないはずだ。
2巻にはクリスティナが出てくるようなので、いったいどんな子なのか楽しみだ。
14歳にして人を苦しめることに長けているようで、若干怖いが。

メインはバートとアルジーだが、この本はミステリーでもある。
消えた死体を捜すというもの。
自殺した新人ピアニストや、使われたいくつかの毒薬など、かなりうまくできていて面白かった。
薬剤の研究をしているというジェムの奥さんが気になって仕方ない。

主役二人の苦悩も丁寧に書かれていて、ミステリーとしてもきちんと成り立っているなんて、BLではなかなかないんじゃないかな、と思う。
こういう作品がもっとあると嬉しいんだけどなぁ…
(愁堂さんのサスペンス調BLは物足りないんだ)

Comment[この記事へのコメント]

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

Menu

最新記事

プロフィール

和音

Author:和音
本と薔薇をこよなく愛す。

ボーイズラブが9割以上です。
ネタバレにお気をつけ下さい。
薔薇の栽培日誌→薔薇に恋して。

にほんブログ村 小説ブログ 小説読書感想へ
にほんブログ村 小説ブログ BL小説読書感想へ
にほんブログ村
↑一応参加中。
ポチしていただけると嬉しいです♪

お気に入り度

独断と偏見とその日の気分によって決定。

【BL系】
さよなら ×1:そこそこ
×2:普通 ×3:好き
×4:大好き ×5:お宝

【BL以外】
:さよなら ×1:そこそこ
×2:普通 ×3:好き
×4:大好き ×5:お宝

カテゴリ

検索フォーム

月別アーカイブ

タグリスト

整理中。

読書メーター

和音の最近読んだ本

カウンター

since 2009/08/03

QRコード

QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。