Rosacyanin

のんびり気ままなBL小説中心の読書記録。

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「ねじれたEDGE」

崎谷はるひ「ねじれたEDGE」 ill.やまねあやの 幻冬舎ルチル文庫

ねじれたEDGE (幻冬舎ルチル文庫)ねじれたEDGE (幻冬舎ルチル文庫)

幻冬舎コミックス 2008-03-17
売り上げランキング : 30616

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

お気に入り度ハート 薄ぴんくハート ちょっと薄ぴんくハート ぴんく

                                               
そんなできた人間なんてそうそういるもんじゃない。

主人公のひとり、咲坂はすごく弱い。
お相手の鴻島は咲坂よりはましだけれど、まだまだ修行途中で見栄も張るし、失敗もする。
そんな二人が初めて逢った時にお互い一目惚れしたのに、自分の気持ちに気付くことなく、こじれてねじれて傷つけあうのである。

咲坂はゲイである。
ゲイであることを隠し、一度限りの相手との遊びを楽しむ高校教師である。
どうしてそこまで卑屈になったのか、あまり彼の過去は書かれていないからわからないけれど、思春期に自分がゲイであることに気付き、そしてゲイは決して世間から受け入れられる存在ではないことがより彼の性格に拍車をかけたのかもしれない。
咲坂は自分に自信がなく、他人を信じることもできずに疑い深い人間なのだ。

二度と会わないだろうと思っていた二人が教師と教生として再会した時、鴻島は咲坂に期待していたし、咲坂が向けてくる困惑した視線を疎ましがられていると勘違いをした。
咲坂は鴻島が訪ねてきた時に保身に走りすぎて、相手を貶めた。本当に弱い人なんだな、と呆れたけれ、それに怒った鴻島は仕方がない気もするけれどまだ若いのだな、とも思った。

結果不毛な関係にいたるけれど、先に断ち切ったのは鴻島だった。
咲坂は目をそらしていたし、気付いていても行動を起こす勇気なんてなかっただろう。
切られて初めて咲坂は自分と向き合ったのだと思う。
でもそれでも何もできないのは本当にダメな奴だとしか言いようがないが。

結局鴻島が自分の気持ちに正直になり、咲坂の気持ちにも気付いて受け入れたことでふたりはやっとくっつく。
けれどもそれまでの毒々しい関係は傷跡を残していて、簡単には進まないことが短編で読めて、まぁそうだろうなと。
咲坂の歪みを矯正するのは難しそうだ。

Comment[この記事へのコメント]

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

Menu

最新記事

プロフィール

和音

Author:和音
本と薔薇をこよなく愛す。

ボーイズラブが9割以上です。
ネタバレにお気をつけ下さい。
薔薇の栽培日誌→薔薇に恋して。

にほんブログ村 小説ブログ 小説読書感想へ
にほんブログ村 小説ブログ BL小説読書感想へ
にほんブログ村
↑一応参加中。
ポチしていただけると嬉しいです♪

お気に入り度

独断と偏見とその日の気分によって決定。

【BL系】
さよなら ×1:そこそこ
×2:普通 ×3:好き
×4:大好き ×5:お宝

【BL以外】
:さよなら ×1:そこそこ
×2:普通 ×3:好き
×4:大好き ×5:お宝

カテゴリ

検索フォーム

月別アーカイブ

タグリスト

整理中。

読書メーター

和音の最近読んだ本

カウンター

since 2009/08/03

QRコード

QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。