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のんびり気ままなBL小説中心の読書記録。

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「美女と野獣と紳士」

高遠琉加「美女と野獣と紳士-愛と混乱のレストラン2-」 ill.麻生海 シャレード文庫

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麻生 海

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大好きな本。再読。
1巻より、よりいっそう精神的に痛々しいディレクトールがせつない。
肝心な言葉を言わずに欲望に押し流されて、あげく後悔の末に酒浸りのシェフは最低。
だが、シェフには目一杯反省して、頑張ってもらわねばならない

タイトルの美女と野獣と紳士は、なんらかの形で理人に大きな影響を与える3人だと、私は解釈した。


美女はシェフの元恋人にしてフランス人編集者のサラ。
彼女は料理をとても美味しく食べることができ、レストランでの食事を心から楽しむことができる女性。
理人には修司の元恋人だということより、食に対する姿勢が彼と正反対であることが重要だと思う。
修司の言う食べ物、食事を理解し、実際にできる人。
人間の質として真逆、さらに修司を意識すれば修司の傍にいるのに相応しい人だと思えるのではないだろうか。
コンソメスープを金色のスープだと言っていたのを思い出し、突然何もかも嫌になったのは自分が美味しいと思えないことで食べる資格がないと思ったからではないだろうか。
サラは美味しく楽しく食事ができる。けれど、理人にはそれができないのだ。

野獣は言うまでもなく、シェフ・修司。
だんだん修司は理人に触るようになる。意地悪もするが、1巻の時のようなただ理人が気に食わないという理由ではなく、食というものを教えるため。
この本は食べ物や食事について考えさせてくれるところも凄いと思う。修司のセリフを読むと、「いただきます」ときちんと言う気になる。
ハトの料理を食べた後の理人にしたキスはなんだかエロかった。
その後修司がはっきりと理人への恋心を自覚したのは偉かった。あの『つかまってしまった。』は余韻があってとってもいい。
しかし、修司は野獣。……野獣。
理人の口からこぼれた生を否定する言葉に、修司は肝心なことを言い忘れてやってはいけないことをやったのだ。
一応後悔の念に荒れて、反省しているようだが、まだいまのところ謝ることはできていない。
どうやら紳士にもっていかれたらしい。

紳士は外食事業本部長・叶。
仕事ができて、人もとてもよさそうな40代。
けれどこの人は何を思って理人の野望に手を貸そうとしているのか不明。
理人に対してどんな感情を抱いているのかも、まったく読めない。
終業後にレストランに残っていた理人と修司がいるところまで足音を忍ばせてやってくるなど、行動もやや不可解。
とりあえずこの巻でわかったのは、理人のあしながおじさんはこの人だったということと、理人の父親は既に亡くなっているということ。
理人がゴルドを手に入れようとしているのは、そうすることで自分を捨てた父親に会えるかもしれないから。
理人はあしながおじさんは父親で、生きていてどこかで見守っていてくれていると期待していた。
ゴルドは理人の希望だったのである。
それが一気に崩壊したわけだ。
叶によって理人は罅を入れられ、修司によって壊された。
最後、どうやら理人を叶はどこかげ連れ出したようだが、何の意図があってどこへ行ったのか。

3巻が待ち遠しくてたまらない!!

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