Rosacyanin

のんびり気ままなBL小説中心の読書記録。

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「匣男」/剛しいら

剛しいら「匣男」 ill.吉村正 プラチナ文庫

匣男 (プラチナ文庫)匣男 (プラチナ文庫)
吉村 正

フランス書院 2010-03-10
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剛さんってあまりに多作でどれを読んでいいのかわからない…。
プラチナ文庫は新品を買うのが初めて。
古本で何冊か買ったことがあるだけ。
あのキラキラ表紙がなくなったのは素晴らしいことだと思う。
あれじゃあ、よほど好きな作家さんじゃなきゃ買わないって!

さて。
変わった性癖の話と言ってしまえばなんだかやらしいんだけれど、不思議と落ち着いていた気がする。
閉所が大好きな受けも受けなら、そんな受けをスーツケースに入れて散歩する攻めも攻め。
どちらもどこかおかしい人たち。
でも本人たちはとっても幸せ。
だからこれでよし!

まぁ、どちらかというと攻め・祐一朗の方が異常のような気がした。
8年かけて力を得た彼は、会社も金も受け・風宮(ふみや)も手に入れた。
疑いや迷いもあったようだが、風宮への執着はかなり大胆な行動をとらせている。
それとも、そこまでさせる風宮が祐一朗をおかしくさせているのだろうか。

「少年舞妓・千代菊がゆく! 最後のお座敷」/奈波はるか

奈波はるか「少年舞妓・千代菊がゆく! 最後のお座敷」 ill.ほり恵利織 集英社コバルト文庫

少年舞妓・千代菊がゆく!―最後のお座敷 (コバルト文庫)少年舞妓・千代菊がゆく!―最後のお座敷 (コバルト文庫)
ほり 恵利織

集英社 2003-01
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シリーズ3巻目。久々に読んだ。
順番に読む必要はほとんどないんだけれど、これはまだ千代菊が店出し前の半人前舞妓時代。
イラストはこの頃が一番いい気がする。
だんだん子どもっぽくなっていくんだよね…。
そして、ニレの千代菊への口説きも最初の頃の方がずっと露骨。
今回は連れ込み宿?出会い茶屋?に連れ込んだ。
千代菊は(半人前)舞妓とはいえ、まだ13歳。
犯罪だぞー!!

さて、話の主軸は千代菊の店出しをめぐる中、一人の友禅作家に出会うというもの。
京友禅について書かれており、日本の伝統の美に触れたくなった。
京友禅と加賀友禅の違いもわかって勉強になった。
千代菊は友禅作家・伊織の着物に惚れ込み、京都の伝統を残すために奔走し、結局店出しを約束してしまう。
でもそれって自分が相当舞妓としての自信がないとできないような。
千代菊ちゃんは結構強気だ。

「ためらう彼の唇」/高槻かのこ

高槻かのこ「ためらう彼の唇」 ill.あさとえいり リンクスロマンス

ためらう彼の唇 (リンクスロマンス)ためらう彼の唇 (リンクスロマンス)
あさと えいり

幻冬舎コミックス 2006-08-31
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あとがきで三角関係を書きたかったけど幼馴染になったと書いてある。
ちょっと三角関係だけど、確かにメインは幼馴染。
なんだかパッションがあまり感じられず…。

一歳年上の大手デパート勤め×女嫌いのパティシエ。
遊んでばかりのふしだらな母親から女性が嫌いで、恋愛を信じられない千秋。
そんな千秋の逃げ場所である、幼馴染の親友・恭輔。
お互いに相思相愛であることを知りながらも、恋愛感情はいつかなくなり、終わってしまうからと友情にすりかえる。
結構よくある設定のような気がする…。

この本で一番面白かったのは、千秋だろうか。
ほとんどいつも一定のテンションで、なんだか冷めた印象である。
そしてはっきりものを言うのだ。
体力的には恭輔に劣るが、中身は恭輔に勝る。
傷つきやすく繊細な性格ではあるが、やり返す時はやり返す男らしさがいい。
恭輔に無理矢理抱かれたことへの仕返しの話「リベンジ」では、眠った恭輔に悪戯をするのが可愛いやら楽しいやら。
やられてばかりの受けじゃないのがよかったのかも。

当て馬・九頭見も面白かったかな。
千秋は恭輔に似ているという理由で付き合うのだが、恭輔と本当に好みや考え方がそっくりで笑える。
さらに、恭輔と千秋がくっついたあとも千秋と仲良く友達をやっていて、恭輔が怒るのも楽しい。

「二人暮らしのユウウツ」/夜光花

夜光花「二人暮らしのユウウツ 不浄の回廊2」 ill.小山田あみ キャラ文庫

二人暮らしのユウウツ―不浄の回廊2 (キャラ文庫 や 1-8)二人暮らしのユウウツ―不浄の回廊2 (キャラ文庫 や 1-8)

徳間書店 2010-03
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面白かった!
霊能力者である受け・歩と、霊を信じない攻め・西条の話の続き。

西条が好きで好きで、うざがられている歩。
それが、だんだん西条が歩に感化されていき、のめりこんでいくのが笑える。
いつかは歩が修行で会えない日が続くのではないかと心配している。
あれだけうざいうざい言ってたのに。

えろ盛りだくさんでべっとり粘度の高い甘々な一冊だった。

「春の探針」/篁釉以子

篁釉以子「春の探針」 ill.あさとえいり アイス文庫

春の探針 (アイス文庫)春の探針 (アイス文庫)
あさと えいり

オークラ出版 2001-09
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アイス文庫なんてあったんだ…。
47字×17行で、文庫のくせに中身はノベルズ並み。
読みごたえがあった。量だけではなく、中身も。ショックだったけど。


痛がりで歯医者嫌いの高校生・徹。
頬が腫れて食べるのもつらい虫歯を抱え、町で一軒しかない歯科医にかかることになる。
のっけから徹の一人称で、頭のねじがゆるい徹の言動と思考についていけない。
そんなに歯医者が嫌なら歯磨きしっかりやって虫歯をつくらなきゃいい。
ダメだ、この子。アホだ。
攻めの歯医者・怜(あきら)もなんだかやたらセリフに「?」が多くて、いつも徹をからかって苛める変なやつ。
ちょっとアホアホなテンションにげっそりつつも読みすすめたのは大正解だった。
だとしても、まさか泣かされるとは思わなかった。
こんなに大泣きしたの久しぶり!!


かなり内容もりだくさん。
徹の成長物語だろうか。コメディと思わせて精神的に痛々しい話だった。
不幸な境遇で育ち、自分が心に大きな傷を持っていることにさえ気づけなかった。
怜によって自分を知り、周りを知ることができた。それが表題作。

徹が大学生になった話「鬼子母神の春」では、男同士の恋愛の障害とともに、徹は生きる意味や存在価値に悩む。
怜がどれだけ徹を愛し、優しくあたたかく包み込んでいるのかよくわかる。
また、怜の母親が望む一般的な幸福についても理解できるから、徹が余計つらい。
一度は死を選んだ徹だけれど、それは本当に純粋で真っ直ぐな心の持ち主だから。
これから一緒に幸せな日々を歩んでいくんだと思うと、胸にくるものがある。


以下、駄文。

「LOVE MODE6+レシピ」/志水ゆき

志水ゆき「志水ゆき全集Vol.6 LOVE MODE6+レシピ」 ディアプラスコミックスDX

志水ゆき全集 6 LOVE MODE (6)+レシピ (ディアプラス・コミックスDX) (ディアプラス・コミックス・デラックス/志水ゆき全集(6))志水ゆき全集 6 LOVE MODE (6)+レシピ (ディアプラス・コミックスDX)

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やっと「LOVE MODE」が終わった~。
半分「LOVE MODE」、半分「レシピ」。
とても楽しかった。

「LOVE MODE」は蒼江と高宮、そして時々回想に出てきた史貴の話。
蒼江がロンドンで高宮と史貴に出会い、親しくなる。
そして、不安定な高宮と史貴の叔父と甥の関係の中、蒼江と史貴が惹かれあう。
物語の結末は悲しいけれど、史貴の明るい性格に救われる。
蒼江と高宮の幸せを願う史貴の愛情にあたたかい気持ちになった。

「レシピ」は単発の単行本だったようで。
3カップル出てきたけれど、どいつもこいつも…酷い。

【レシピ カイヤ×洸】
洸(こう)…お前本当にそんな奴でいいのか?
カイヤの度を超したいじめっぷりにびっくり…。

【死んでもいい 侑仁×潤一】
潤一、ほどほどにしておいてあげないと、侑仁が本当に死ぬぞ…

【ぼくのすきなおじさん 蓮爾×さとし】
この本で一番、まともだと思う。でも犯罪だよね…
春原家の見た目ヤクザには笑った。
一瞬、淫らシリーズの上条と高円寺が浮かんだけど、職業を考えるとこっちのほうが意外性が大きいし、何より患者さんたちがドン引きしそう…。

「ピンクのピアニシモ」/松前侑里

松前侑里「ピンクのピアニシモ」 ill.あさとえいり 新書館ディアプラス文庫

ピンクのピアニシモ (新書館ディアプラス文庫)ピンクのピアニシモ (新書館ディアプラス文庫)
あさと えいり

新書館 2008-03-10
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初めて読む作家さん。
血の繋がらない三兄弟のお話。
孤児同士で結婚した両親は、子どもを作らず自分たちと同じ境遇の子どもたちを引き取って家族をつくった。
両親が事故死したあと、長男と次男は翻訳の事務所を開いている。三男はひとりだけ年が離れていて、高校生。
表紙だけ見るとピアニストかと勘違いしそうだ。

三男・操は長男・晴吾に片想い、次男・恭平は操に片想い。
つまり、次男→三男→長男
しかし、晴吾には結婚を約束した女性が。
で、矢印が一本移動して、操が恭平を好きになってめでたしめでたし。
あれ、こんな簡単な話だっけ?

この本では、操の揺れ動く恋心より、恭平がいかに操を大事にしているかに感動。
からかっているかのようにみえて(からかってもいるんだけど)、操のために毎日手間をかけた弁当を作ったりとまめまめしい。
まだまだ子どもの操を包み込むような恭平が好きだなぁ。
ところどころピアノが出てくるのがいい。単にピアノが好きなだけなんだけど。
家にピアノが欲しいなぁ~。

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