Rosacyanin

のんびり気ままなBL小説中心の読書記録。

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「スリープ」

砂原糖子「スリープ」 ill.高井戸あけみ 新書館ディアプラス文庫

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高井戸 あけみ

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睡眠障害者の同級生の話。
ナルコレプシーという発作的に眠くなってしまう病気の倉知と、PTSDにより不眠症の上木原。

ともに幼少期に心に深い傷を負っている。
かなり重いけれど、あっさり書かれているので読みやすかった。
攻めの上木原のキャラクターが話をコメディちっくにしてくれているからかもしれない。
もっとシリアスでも充分私の好みにヒットしていたと思うけど。

倉知と同居している従兄弟の優一に関してはもっと書き込んでくれてもよかったような気がする。
メインはふたりの恋なんだから、わきはいいような気もするけれど…倉知に深く関わってくることだし。
優一だけでなく、叔父と母親に関しても同じ。重要なことなのに宙に浮いている感じがしたのだ。

上木原はどこでもいつでも、眠ってしまう倉知の世話をしている。
ただし、不特定多数の女性と遊びまくっている。
でも他のBLに出てくる遊び人たちとは雰囲気が違う。
過去のトラウマの所為か、不眠症で暇つぶしにしているからか、倉知を襲わないために日々女を代わりにしているから…
すれた感じもしないし、空元気。
倉知がツンデレっぽいのに対して、上木原のキャラは珍しいような気がした。
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「王子と小鳥」

山中ヒコ「王子と小鳥」 花音コミックスCitaCitaシリーズ

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借金のせいで、アラブに売られた鈴木。
奴隷にしようと鈴木を買おうとした兄から助けるために彼を買ったハーリド。

アラブもののBLを読むのは2度目だけれど、私の知っているアラブとは180度違う…。
ほんわか優しい空気と、ちょっと笑ってしまう可笑しさがあるおとぎ話のような話である。

お互い言葉が通じないために起こる勘違いが可愛い。
言葉が通じないから、ハーリドが鈴木を弟の教育係以外に傍におく理由を説明することもない。
カタコトの日本語で奴隷だからと片付けてしまう。そんなハーリドがかわいい。
言葉は人間の高度なコミュニュケーションツールだけれど、通じないことがうまく生かされている。

ハーリドは第ニ王子である。
第一王子である兄は絶対の存在だ。
昔から兄になんでもかんでも横取りされてきたハーリドは、とられるくらいなら壊してしまっていた。
でも、愛する人は壊すことはできないから。彼のとった行動にちょっと胸が震えた。
なんていい男なんだろう。
彼が王になればさぞいい国になるだろうに。
書下ろしを見る限り、わかってる人はいるようだけれど。

好きなマンガの一冊に仲間入りしたわけだが、どうせなら絡みも朝チュンでよかったのに、と思う。
たまにそういうネタがでてきても笑えるだけなんだけど、そのシーンだけ不釣合いな気がしてならない。


まったく別の短編、「淋しさの値段」はその後が知りたいような。
このままのほうが余韻があって想像が膨らむような。
「王子と小鳥」と雰囲気がまったく違うのが違和感があって気になったから、この本には入れないでほしかったけれど、この話自体はわりと気に入った。

「幻想綺帖 1」

波津彬子「幻想綺帖 1」 ソノラマコミックス

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短編集。9編を収録している。
すべて原作付き。
泉鏡花からモンゴメリ、中国の古典まで。
東洋、西洋の幻想的な物語ばかりである。

鏡花は2編あって、やっぱり好きだなぁと思った。
どこがどうとは上手く言えないのだけれど、ちょっと触ったら壊れそうな硝子細工なんだけれど、手をのばしてみたらそこにはないような……尾崎紅葉もいい筆名をつけたもんだ。

赤毛のアンしか思い浮かばないモンゴメリは、あとがきでも書いてあったように、西洋版の百物語のよう。これも面白かった。
マデリンとジムはただのいとこ同士で終わるんだろうか。
この二人の恋話があったら楽しそう。マデリンに振り回されて他人のお節介に走るジム…^^

「夜半の膳」はたった4ページだけれど、印象的。
特に害はないんだけれど…っていうのが可笑しい。

教科書で読んだ「山月記」も収録。
文章が難しいので、二度と読むことはないだろうと思っていた(ごめんなさい、中島敦さん)けれど、すっきり読みやすくなっていた。
考えさせられることの多い、この作品を本当に味わおうとするなら、原作をしっかり読まなければわからないと思う。
とはいえ、手っ取り早くどんな話なのか知るにはちょうどいい。なんせ波津さんの美麗な絵で読めるんだから。

他もとっても魅力的でよかった。
波津さんらしい、可愛らしい可笑しさがいいのだ。

「リアルライフゲーム」

夜光花「リアルライフゲーム」 ill.海老原由里 リンクスロマンス

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私は人生ゲームをやったことがないんだけれど、この物語はとんでもない指示が書かれた人生ゲームを現実で行っていくというものである。

高額な買い物をしたり、婚約者と別れたり、隣の人と○○○したり…

はっきり言ってこのゲームは金持ちの道楽である。
実際、4人中二人はお金持ち、1人は資金難の会社の御曹司、1人は没落した御曹司である。
そして、攻め二人が受けを手に入れるための罠でもあり、2カップルができあがっていく話なのだが。

巧妙に仕組まれたゲームの内容と、どんどんインモラルになっていくのは面白かった。
…読んでて面白かったんだけれど、それはエンターテインメントとして。
かろうじてヒロは普通の感性に近かったし、可愛かったんだけれども、他のキャラは好きになれなかった。
もっとメンタル面で色々悩みながら恋愛して欲しい。

「ラブストーリーで会いましょう」

砂原糖子「ラブストーリーで会いましょう(上)(下)」 ill.陵クミコ 幻冬舎ルチル文庫

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ノベルズの文庫化。
とても面白かった。

本当はネイチャー雑誌の編集になりたい上芝と、彼が担当する人気ロマンス作家の庭中。

庭中は相当な変人だけれど、変人ではなく強迫性障害である。
過去のトラウマから、予定外のことが起こることを許容できないのである。
そのため、細かく予定を立て、それに沿って生活をしている。
ロマンス作家のくせに恋をしたことがなかったり、素直に色々話してしまうところが可愛い人である。

上芝はかなり大雑把な性格。
大企業の御曹司で大事に育てられたことが、却って彼は固定観念に囚われたりせず自由なのかもしれない。

庭中が小説のイメージを膨らませるために、シナリオの通りに上芝とデートを重ねる。
そのうちに庭中の上芝への気持ちがただの仕事ではなくなっていく過程が丁寧に書かれていてよかった。
まりものエピソードが特に可愛い。


庭中の「隣のアパートのホモ」こと八川の話も楽しかった。
庭中の小説によって恋愛観が変わり、ファンになった八川の恋はいつも必死である。
少女マンガだったら絶対うざいと思うようなキャラなんだけれど、憎めないんだ。

「心は淫らな闇に舞う」「淫らな関係」

愁堂れな ill.陸裕千景子 B-PRINCE文庫
「心は淫らな闇に舞う」「淫らな関係」


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淫らシリーズ6、7。

お当番は、心は~が高円寺×遠宮。
淫らな~は全部…らしいけど、絡みがあるのは上条×神津だけだったか。脇役はあったんだけど。

この2冊は話が続いていた。
順番に読んでよかった。


事件の中心人物は、中津の同僚の弁護士、雨野。
彼が以前顧問をしていた会社の横領から、二世議員への闇献金へと事件は大きくなっていく。
淫らな~は連続殺人事件になっていて、結構面白かった。
ミステリーじゃないから、トリックとかはないんだけど。

雨野は無謀だったけど、行動力があって、もと恋人の死に後悔が感じられて好印象だった。
高円寺に恋し、遠宮のいらいらの原因となった警察のお偉いさんの馬鹿息子、桜井は腹が立った。足元にキャンキャンまとわりつく小型犬のイメージ。見た目は可愛いんだけど、すっごくうざい。
やくざルックの上条が三つ揃いのスーツを着る原因となった、特捜の部長さんは……上条、高円寺、りゅーもんがびくびく怖がっている姿が面白かったので、まぁ、よしとしよう。

神津はひとりだけ職種がまったくかかわりがないから、いつもかやの外。
そこが可哀相というか、もうちょっと彼の出番が増えると嬉しい。

「心臓に甘い牙」

バーバラ片桐「心臓に甘い牙」 ill.北上れん リンクスロマンス

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お気に入り度 ハート 薄ぴんくハート ちょっと薄ぴんくハート ぴんく


ヤクザ×高校生。
昨日届いた3冊の中で、一番楽しめた。

まず、主人公の真俊は父親の借金のせいでヤクザの取立てに怯える家族のため、ひとりヤクザの幹部に直接会いに行くのだ。
なんて度胸と無鉄砲さ。そして世間知らず。
バカな行動だとは思うけれど、母と妹のためにヤクザと対峙する気の強さがいいのだ。

借金の取立てをやめてくれと言われても、そう簡単にやめるわけがない。
暴力団幹部の奥浦は、とりたてて美人でもない真俊の気が強くお人好しな性格を気に入り、妹を脅しに使って、乱暴に組み敷く毎日を送る。

酷い男・奥浦に中盤、変化が訪れる。
そこがこの本で一番好きなところ。

肉体以上に精神がぼろぼろになって、ご飯も食べずに活気をなくした真俊を見て、奥浦は後悔するのだ。
そして、突然甘やかし始める。
えらそうにふんぞり返って冷たい振りをするけれど、とても優しいのだ。
不器用な人で、思いがけず可愛く思えた。

その後、真俊がさらわれて、奥浦が助けにきて…というのは王道。
奥浦をもうひとつ評価したいのは、はっきり一生俺のものだと言っているところ。
だいたいこういうヤクザ×一般人って、攻めが受けはヤクザに関わると危ないんだから云々言って手放そうとするのばっかりな気がするのだ。
それを読むたびに、なんだ、肝っ玉の小さい男だな、俺が一生守ってやるからついてこい!くらい言えないのか!!と思っていたので、奥浦は本当にいい男だと思う。

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