Rosacyanin

のんびり気ままなBL小説中心の読書記録。

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「ミルククラウンのとまどい」「ミルククラウンのくちびる」

崎谷はるひ ill.高久尚子 ルビー文庫
「ミルククラウンのとまどい」「ミルククラウンのくちびる」


  
 
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シリーズ完結。玲ちゃんたちの話はとりあえず保留。
「くちびる」は番外編。「とまどい」では両親の問題にカタがついた。

両親の離婚問題と共に、金銭面から進学か就職かで悩むことになる希。
あまりの両親の身勝手さには閉口した。
子どもはペットじゃないし、子どもにだって意思はあるんのだから。
世界人権宣言を日本は批准してるし、憲法では基本的人権を…とかつらつら考えてしまった。
義一が助け舟を出したわけだが、玲二と希の父親たちの間には確執があるようで、腹がたった。
でも、実際はこういう人の方が多いのだろうとも思った。

一方、肝心の高遠。
高遠の過去がちらほらわかってきて、やっぱり大人になってないのだなぁと。
希の必要以上の不安からくる態度が可愛かった。
「くちびる」での純情さはとりわけかわいい。天然記念物だ。
酒が入った希は魔性だったが。

希の友人・うっちーと柚は本当にいい性格をしていた。
希は周りに恵まれているなぁ。

「美女と野獣と紳士」

高遠琉加「美女と野獣と紳士-愛と混乱のレストラン2-」 ill.麻生海 シャレード文庫

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大好きな本。再読。
1巻より、よりいっそう精神的に痛々しいディレクトールがせつない。
肝心な言葉を言わずに欲望に押し流されて、あげく後悔の末に酒浸りのシェフは最低。
だが、シェフには目一杯反省して、頑張ってもらわねばならない

タイトルの美女と野獣と紳士は、なんらかの形で理人に大きな影響を与える3人だと、私は解釈した。

「ミルククラウン 1、2」

崎谷はるひ ill.高久尚子 ルビー文庫
「ミルククラウンのためいき」「ミルククラウンのゆううつ」


  

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白鷺シリーズよりこっちのほうが好きだなー…
あっちはあっちで魅力があるのだけれど、読みやすいのは断然こっち。

主人公の希(のぞむ)はトラウマもち。
醜い大人社会と身勝手な親の期待に純粋な子どもの心は押しつぶされたという。
必要ない、期待に応えられない、家を出て行け。その結果精神性の失語症にまでなった希を助けたのは、叔父の怜二。
怜二は希を受け入れたとはいえ、本来その役割を果たすべき両親は最低だ。一種の虐待だと思うのだが。

希のバイト先のジャズバーでライブをしたり手伝ったりしているのが高遠。希より10歳上。
なかなかこいつの考えが把握できない。
「ためいき」ではいつこいつは希が高校生だってことを知ったんだ? と謎だったのだが、なんてことはない。「ゆううつ」で実はずっと前に会ったことがあって、それを高遠は覚えていただけ。可笑しいのはその出会いを希が覚えていないことに拗ねていたこと。
こういういい大人の嫉妬だとかそんな子どもっぽい感情を見せるところが好きだなぁ。

怜二のスピンオフ?が出ているようだが、面倒くさいし、今のところ気にならないので、そのうちそのうち~と思っている。

他に印象に残ったキャラは、非常にわかりやすい菜摘。
好きな子をいじめるって。希はずっと嫌われていると勘違いしていたわけだが、希が敏いとは思えないので攻め方を間違ったわけだ。
菜摘は嫌~なところもあるけれど、女の子っぽくてかわいいと思う。
今後高遠の邪魔をすることはあるのだろうか。

「奥さまは18歳!」

ひちわゆか「奥さまは18歳!」 ill. 南月ゆう B-BOY NOVELS

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……えーと。
つっこみどころが多すぎるのだが、これはこういうものなんだ!と割り切って読めればたいそう楽しく読める。

奥さまは18歳の男。旦那さまは公務員。
朝早くからお味噌を買いに走ったり、裸エプロンのエプロンの好みがどうの、近くの奥さま(♂)に料理を習いに行ったりと、主人公は普通に新妻として頑張っている。

しかし、実は…というのがある。これも突拍子もなくて面白い。

実は、奥さまはヤクザの跡取り、旦那さまは闇の帝王・キングだったのでした。
ただ、二人とも互いに隠している。旦那さまの方は奥さまの素性は知っているものの、普通の平凡な一般人だから結婚したのだからと一生堅実な公務員を演じていく気らしい。

でもさ、お互い嘘ついてて本当に幸せなのかしら、と考えてしまう。
新婚さんで、今は微笑ましい毎日を送ってはいるけれど、無理をするのにいつか疲れてしまうのではないだろうか。
このもやもやを消すためにも、是非続編が欲しいところだが…
期待しない方がいいかなー

「愛と混乱のレストラン」

高遠琉加「愛と混乱のレストラン」 ill.麻生海 シャレード文庫

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一体何度読み返したのか知れない、愛する作品の第一巻。
完結前に復習しようと、再読。


たとえるのなら、割れやすい硝子玉を割れないように緩衝材を巻きつけ、そのうえ鎧で固めたような。
私がそう感じたのが、主人公・フレンチレストランの総支配人の鷺沼理人。
この一巻は、理人が働くレストランのシェフ・久我修司が鎧を取っ払う話である。
ここではまだ硝子玉にいたらない。二巻ではよろしくない方法で修司は硝子玉を壊してしまうのだけれど。

鼻持ちならない、いけすかない。偉ぶったエリート支配人の理人。
本当に経営のことしか考えていなくて、料理を道具としか扱わない。食べることが嫌い。
食べることの意義、料理が様々な命をいただいていること、楽しんで食べることの大切さを大事にする修司にとっては虫の好かない相手。読んでるこっちも、いい印象はない。
けれど、ところどころ弱さをのぞかせる。不安定で、背中を押したら崩れそう。
最後、彼はずけずけと踏み込んでくる修司にはいつか見破られてしまうならと、過去を話す。
エリートの仮面の下の脆さにせつなくなった。

一方、修司は理人が気に食わない。
なのに、理人の上司で唯一笑顔を見せる相手である叶に苛立ちを覚える様が良かった。
「子」「理人」と会話の中で出てきた些細な言葉に邪推したりと、恋には遠いが芽生えたことがわかる感情の動きがいい。なかなかこんなに丁寧に書かれた本ってない気がする。

「罪に眠る恋」

李丘那岐「罪に眠る恋」 ill.麻生海 B-BOY NOVELS

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再読。罪シリーズを読んだら、サスペンス風味のこれが読みたくなった。
二人とも警察官なためか、罪シリーズよりサスペンスが濃い。

虎太郎は大学卒業後中学教師を3年勤め、その後警察官になる夢を捨てきれず警察に入った正義感の強い人。自分の過去を認められず、許すことができず、罪悪感と孤独感を抱えている。
うじうじしているというわけではないのだが、ぐるぐる空回り。
その彼の高校時代、剣道のライバルであり、認めたくない恋心を寄せる相手が久竜。こちらは高卒で警察に入って現在本庁の刑事。久竜も正義感が強く、仲間同士での手柄を巡ってのいがみ合いなどには参加せず、正当な判断を下すような人。わりと独占欲が強いと見た。ついでに、柏原の言葉を借りれば「エロ魔人」。たしかに。

事件はけっこう重かった。
自殺した同性愛者による強姦被害者の家族が加害者への抱腹として、連続殺人事件を起こすというもの。
犯人もまた、正義感が強い人だった。けれど、年長者として若年者を諭したり見守ったりできる優しさや厳しさ、穏やかさも持ち合わせた人物だった。
主人公二人より、この人の方が魅力的に思えた。とらえどころがないというのも惹かれた。
この人の適切なアドバイスによって、虎太郎は過去から脱却するための勇気をだしたわけだから、殺人犯になんてなってしまって、もっと他に方法がなかったのだろうかと惜しくなる。

一冊完結で読みやすいし、内容も楽しめたので、また読みたいなぁと思う作品だった。

「指先」

可南さらさ「指先」 ill.蓮見桃衣 リンクスロマンス

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なんだか蓮見さんの絵が苦手になってきた。
「魔女と結婚」は良かったんだけどな~。

表題作は高校時代の想いが通じ合うまでのお話。もう一篇は、大学に入ってからの二人の話。

シングルマザーの母親は恋愛体質で、家に帰らず息子を顧みず好き勝手生きる我が儘。
そのため、愛情を知らず、欲しいものは手に入らないのは仕方がないと諦める主人公・郁(かおる)。

面倒見のいい、委員長の千里は親が共働きゆえ料理上手。その千里に郁はどうせ自分のものにならないのならせめてと、体の関係を強引に迫るという。

郁より千里の性格が気になった。
真面目で冷たい委員長の仮面をかぶった彼は、実際には嫉妬深く、独占欲が強く、強かに図太くふてぶてしい奴。敵にまわさないほうがいい。

郁の母親はなんて自分勝手なんだろう、と憤りを隠せない。でも、こんな女は実際にいるだろう。
郁のせいで自分は幸せになれない、どうして私の幸せを壊すの、というような言葉を郁に吐く。
酒が入っていたとはいえ、親が子に言っていい言葉ではない。

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