Rosacyanin

のんびり気ままなBL小説中心の読書記録。

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「絶対に負けない恋愛」/鳩村衣杏

鳩村衣杏「絶対に負けない恋愛」 ill.金ひかる ガッシュ文庫

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業界三位の大手広告代理店の新人プランナー・諏訪が、プレゼンの教えを請うのは、元社員で著書がベストセラー、人気のフリープランナー・加納。
向上心いっぱいの諏訪に対して加納は一対一のレッスンをしてくれることになるのだが、この男、真面目で真っ直ぐな諏訪を利用して新著の恋愛ハウツー本の実験台にするのである。
純粋な遊びとどっちが酷いんだろうと考えたけど、どっちも酷いよな…。
真意を隠して利用しているんだから。
だから加納が自分が諏訪に恋していることに気付いたのに、諏訪が新著の内容を知って仲がこじれた時はざまぁみろと思った。

一方でいい男じゃんと思ったのは諏訪の同期で同じチームで働く樋口。
仕事ができる男なのだが、諏訪にいじわるしてばかりの嫌なところがはじめはあるのだが、それは諏訪への恋心の裏返し。もちろん、自分は仕事ができるというプライドもあるのだろうが、好きな子をいじめるタイプなのも事実。
樋口のよさは諏訪に告白してから。
樋口の思いもよらない告白(+加納に利用されていたショック)に混乱する諏訪をなだめて協力して仕事にとりくむ姿は文句なしに格好いいと思ったし、打ち上げのあと加納が諏訪を連れ出す時の対応も格好良かった。
絶対加納より樋口のほうがいい男なんだけどなー。

しかし一番喰えないのは諏訪か。
丸く収まったあと、加納が諏訪を新しくつくる会社にこないかと誘った時に、あっさり諏訪に言い負かされているのがたまらなく気持ちよく、可笑しかった。
さらに後日談のクリスマスの話でも、諏訪にやられていて楽しい。
諏訪にはまったくそんなつもりがなく、ただ純粋な本心からの言葉だというのがまたすごい。
飲み込みの早い生徒というのも困ったものかも。
絶対同棲を始めたら、加納は諏訪の尻にしかれるに違いない。

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「天に誓いを立てるのさ」/鳩村衣杏

鳩村衣杏「天に誓いを立てるのさ」 ill.実相寺紫子 白泉社花丸文庫

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「愛と仁義に生きるのさ」、「恋に命を賭けるのさ」に続く、クリーニングみさわ完結巻。
クリーニング屋さんの職人魂が際立つ三佐和兄弟と、その恋人(♂)の幸せな生活に水を差す事件がという2本立て。

「天に誓いを立てるのさ」
デザイナー・長嶺×兄・悠編。
仁侠映画ファンの悠は今度はイタリアのマフィア映画にはまっている…。

長嶺の友人、イタリアの有名ブランドの社長・ランベルトに悠が迫られることに。
金融不安で長嶺が勤める会社の経営も危うく、さらにクリーニングみさわのある地域に開発の話が持ち上がる。
会社のために他社ブランドでの仕事を考える長嶺、開発に反対している悠。
悠を手に入れるため、卑怯な取引をランベルトは悠に持ち掛けるのだが、長嶺の方が一枚上手だった。

仁侠映画ファンだからこその男気だとか、仁義だとか。
一本筋が通った心意気があるから、ちょっとクサさはあるけれど、じんわりくるところもあるし、面白いのだ。
悠と長嶺の仲も一層深まり、よかった。


「永久の想いを告げるのさ」
弟・透×長嶺の秘書・聖司編。
ランベルトの兄・ロマーノに透が気に入られ、モデルにならないかとしつこく迫られる話。

聖司がカッコいい!
透の強さばかりではない、恐れを抱く姿を受け止めて抱きしめる。年上の包容力ってすごくいい。
そしてロマーノに啖呵を切るシーンは本当に惚れ惚れする。

「王様は美男がお好き」/鳩村衣杏

鳩村衣杏「王様は美男がお好き」 ill.かすみ涼和 ガッシュ文庫

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お仕事ものBL。
舞台はプラモデルを作っている玩具会社。
主人公は、プラモデルが好きで、不器用ながらも亡き父と一緒に作った思い出から、どうしてもその会社で働きたいと思っていた真琴。
一流商社の営業を経て、プラモデル会社の販売事業部へ転職したのである。

そんな真琴のお相手は、模型部でプラモデルの設計をし、プラモデラーたちにキングと呼ばれる男・太郎。
この太郎、相当な変人である。ナントカとナントカは紙一重って本当。
頭の中で正確な設計図を組み立てられる天才だが、真琴…ではなく真琴のアウトラインに一目惚れ。
いきなり体を見せてくれといわれたら、ぶん殴るのは当然だと思う。
太郎は人付き合いもとっても下手で、普通の人と感覚がずれているから真琴に怒られてばかり。
なんだかんだいって仲良しだ。

仕事もとってもよく書き込まれていて面白いけれど、仕事だけじゃないのはさすがだと思う。
太郎が抱えていた過去の自分へのジレンマだとか、父親との確執とか。
真琴の父親のエピソードもよくて、きちんと人間が書かれている。
やっぱり鳩村さんはいいなぁ。たくさん溜めちゃってるから、どんどん読もう♪

「好きだなんて聞いてない」/鳩村衣杏

鳩村衣杏「好きだなんて聞いてない」 ill.大和名瀬 B-BOY NOVELS

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同レーベルから出ている「秘書の嗜み」とリンクしているらしい。
鳩村さんらしく、お仕事が結構書かれているけれど、仕事よりは恋愛よりのストーリーだった。

主人公たちは昔からよく知る幼馴染ともいえる間柄。
一つ年上の利臣は、俺様な性格で皆を引っ張る頼れる上司として働く。
一方の夏貴は別部署で働くこちらも出世頭の一人。

ある日利臣は夏貴に相談される。曰く、「男に片想い中」。
そこでなんでか俺が練習台になってやるよ!なんだ、利臣…。
確かに俺様性格なんだけれど、無駄に傲慢なところはない。
ぐるぐる悩んじゃうあたり、結構可愛らしい一面がある。

問題なのは利臣ではなく、夏貴のほう。
えっちではちょっと意地悪で鬼畜…とあらすじにも書いてあるけれど、そこじゃない。
利臣を手に入れるために高校時代から人を転がすにはどうすればいいのか練習し、利臣への相談も反応を見るための実験だったのである。
他にも色々、利臣が何を考えているのかわかった上で振り回している。
年下の男が一途に恋人を思っていると思えば可愛いのだが、ソフトな腹黒人間かと思っていたのに、どうやら底は深そう。
ちょっとぞっとする余韻を残して終わったのは腹黒い攻めが好きな人間には物足りないか?

「ロマンスを殺せ」/鳩村衣杏

鳩村衣杏「ロマンスを殺せ」 ill.斐火サキア アズノベルズ

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恋愛小説家の受け、行成には困った癖がある。
自分が恋愛すると原稿が書けない。しかも、ちょっと外出しただけですぐに恋に落ちる。
そんな行成に原稿書かせるため、月50万の給料で住み込みで働くことになった鳴海。
鳴海は役者の卵だが、家事全般できる上、容姿もよく演技できるので、出版社の新入社員として行成の家に住み込んで生活の世話をし、そして裏で行成の恋を潰していくのだ。

表題作は攻め・鳴海の一人称で進む。
行成は見た目美人なのだが、どうにもそそっかしい人で、生活能力がない。ついでに天然。
変わった人が好きなので、この行成はすぐに気に入った。

鳴海は行成の恋を裏から壊していくのだが、自分が行成を好きになってしまう。
そんな中、ひとつの事件が起こる。
まったくタイプの違う作家の妨害工作で、わざと行成に恋愛させようとプロの女優が送り込まれたのである。
鳴海や行成の担当編集者らが気付き、行成に内緒でかたをつける。女優への口止め料はかなり高く、鳴海に土下座まで要求してくるのだ。なんて意地汚い女だろう…。惚れた弱味か、鳴海は行成が真実を知って傷つかないようにする為なら土下座なんて安いものだった。

その後無事に原稿をあげた行成を見届け、鳴海は黙って姿を消す。
好きだから、騙していたことを知れば傷つくような繊細な心を持った行成だから。
しかし行成は鳴海が思っていた以上に強い人だったらしい。
自ら担当を脅してまで鳴海の居所を聞き出し、直接訪ねてきたのだ。
っていうか、私もこの先生がここまで行動力があるとは思わなかったから驚いた。恋ってすごい。

その後の話「ロマンスを救え」は、行成一人称。
ぽやぽやしているのかと思ったら、しっかりしていてびっくり…。
抜けているところは確かにあるんだけれど、ちゃんと年上らしいところもあってますます好きになった。

ストーリーとしては、行成を陥れようとした作家の陰謀がまだ続いていた。
姿の見えなかった黒幕だが、なんで書いているものも読者層も違うのにちょっかいかけてくるのかと不思議だったのだが、納得。
憧れの存在はいつまでも憧れであり、イメージが壊れてしまうのが嫌なものだ。
戦隊ヒーローは好きだが、中の人がいるという現実は無意識に消去してしまっているようなものか?
現実を生きる人間に勝手な憧憬やイメージを押し付けられるのは迷惑だなぁ。
そうまでして高みの存在であってほしかったのはわからないでもないけど。

鳴海は行成の小説が原作の映画に出演することになり、俳優として活躍しているシーンをもっと読みたかったかな。

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