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2010.03/01 [Mon]20:56
「INTENSITY」「BREATHLESS」/たけうちりうと
たけうちりうと 講談社X文庫ホワイトハート
「INTENSITY」「BREATHLESS-ブレスレス-」
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「INTENSITY」はたけうちさんのデビュー作。
会話のテンポや台詞回しがたけうちさんらしくて、あんまり変わらないものなんだな。
G・ケルプシリーズも名前が違っていても、文章でわかる……。
さて、これはお風呂で読んでいたけれど、お風呂でよかった!
だってどれだけ泣いたってすぐに顔を洗えるもの。
ホントに号泣したのさ!!
こんなに泣いたのは「春いちばん」以来かもしれない。
単に死にネタに弱いのは確かだけれど、まぁ、死にネタでも泣けない本はあるし。
「INTENSITY」「BREATHLESS-ブレスレス-」
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「INTENSITY」はたけうちさんのデビュー作。
会話のテンポや台詞回しがたけうちさんらしくて、あんまり変わらないものなんだな。
G・ケルプシリーズも名前が違っていても、文章でわかる……。
さて、これはお風呂で読んでいたけれど、お風呂でよかった!
だってどれだけ泣いたってすぐに顔を洗えるもの。
ホントに号泣したのさ!!
こんなに泣いたのは「春いちばん」以来かもしれない。
単に死にネタに弱いのは確かだけれど、まぁ、死にネタでも泣けない本はあるし。
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2010.03/01 [Mon]19:06
「百万回のI LOVE YOU」「16Beatで抱きしめて」/青海圭
青海圭 ill.二宮悦巳 講談社X文庫ホワイトハート
「百万回のI LOVE YOU」「16Beatで抱きしめて」
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「水色のプレリュード」の続編。
あとがきを読んでいると時代を感じる…。
携帯電話が出てこないのは気にならないんだけど。
主役二人、コンブと飛鳥の仲も一応「16Beat~」で最後までいき。
バンド『G・ケルプ』も大前進。
新入生を迎え、友達関係でも喧嘩したり、バンドの先輩たちやピアノの師匠にしごかれたり。
高校生が一生懸命バンドに打ち込む姿、友情も恋愛も一緒に読めて楽しいし、雰囲気がほんわかしていて好きなシリーズだ。
これ以降続きは出ていないようだが、これで完結してしまったのだろうか。
人間関係については決着がついてしまって新たな展開はないだろうが、G・ケルプの行く末が気になって仕方がない。
「百万回のI LOVE YOU」「16Beatで抱きしめて」
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「水色のプレリュード」の続編。
あとがきを読んでいると時代を感じる…。
携帯電話が出てこないのは気にならないんだけど。
主役二人、コンブと飛鳥の仲も一応「16Beat~」で最後までいき。
バンド『G・ケルプ』も大前進。
新入生を迎え、友達関係でも喧嘩したり、バンドの先輩たちやピアノの師匠にしごかれたり。
高校生が一生懸命バンドに打ち込む姿、友情も恋愛も一緒に読めて楽しいし、雰囲気がほんわかしていて好きなシリーズだ。
これ以降続きは出ていないようだが、これで完結してしまったのだろうか。
人間関係については決着がついてしまって新たな展開はないだろうが、G・ケルプの行く末が気になって仕方がない。
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2009.12/29 [Tue]01:31
「君を抱くまなざし」
たけうちりうと「君を抱くまなざし」 ill.石原理 SHYノベルス
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カバー折り返し(そで)の著者・イラストレーターの一言の欄。
石原さんのところで『正しくガテン』という言葉が出てきている。
本当に正しくガテンだ…。
攻めの司馬はトンネル掘り。父親も祖父もトンネル掘り。
30前で、既に現場監督を任せられている。
下品なところはあるが、部下思いでいいやつ。
司馬があまりにも正しくガテン過ぎてとっつきにくく感じてしまい、一度読むのを諦めてしまった。
けれど、2日後に再チャレンジし、1時間半かけて一気読み。
お風呂で読んだのだけれど、こんなに長くお湯に浸かっていたのは初めてだ。
受けの一之瀬は大学院生で、遺跡の調査をしている。
司馬が働く沖縄の海洋工事の現場で遺跡らしきものが発見され、工事によって遺跡が損壊するおそれもあるので、至急調査にきたのである。
遺跡を調査するにはトンネル工事は中断、遺跡が本物なら中止になることもありうる。
司馬たちにとって一之瀬は敵だった。
一之瀬の意地っ張りな性格が災いしてか、司馬とは顔を合わせれば口論になる。
けれど、一之瀬に惚れてしまった司馬は冷たくしきれず。
男気にあふれ、頼れる兄貴であり、恋する相手には優しい。
見た目も仕事も汗臭そうで体力勝負、正しくガテンだけど、司馬はいいやつだな。
司馬の友人(?)であり、国交省のエリート官僚・堂島がなんとしても遺跡調査を妨害し、トンネルを完成させようとするが、司馬の一之瀬への世話焼きが邪魔して、嫌がらせは成功しても効果はない。
堂島が最終的に一之瀬に惚れてしまったのには、ちょっと笑った。
あれだけひどいことしたら、振り向いてもらえる可能性はゼロだろうからね。
堂島といえば、こっそり入れた名刺は発見されずに終わったようだけれど、なにかオチがあったほうが面白かったかも。
司馬のかわいい部下の長谷、堂島が送り込んだスパイの宇留野もとてもよかった。
遺跡や自然の保存と、生活の利便性についても考えられる一冊だった。
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カバー折り返し(そで)の著者・イラストレーターの一言の欄。
石原さんのところで『正しくガテン』という言葉が出てきている。
本当に正しくガテンだ…。
攻めの司馬はトンネル掘り。父親も祖父もトンネル掘り。
30前で、既に現場監督を任せられている。
下品なところはあるが、部下思いでいいやつ。
司馬があまりにも正しくガテン過ぎてとっつきにくく感じてしまい、一度読むのを諦めてしまった。
けれど、2日後に再チャレンジし、1時間半かけて一気読み。
お風呂で読んだのだけれど、こんなに長くお湯に浸かっていたのは初めてだ。
受けの一之瀬は大学院生で、遺跡の調査をしている。
司馬が働く沖縄の海洋工事の現場で遺跡らしきものが発見され、工事によって遺跡が損壊するおそれもあるので、至急調査にきたのである。
遺跡を調査するにはトンネル工事は中断、遺跡が本物なら中止になることもありうる。
司馬たちにとって一之瀬は敵だった。
一之瀬の意地っ張りな性格が災いしてか、司馬とは顔を合わせれば口論になる。
けれど、一之瀬に惚れてしまった司馬は冷たくしきれず。
男気にあふれ、頼れる兄貴であり、恋する相手には優しい。
見た目も仕事も汗臭そうで体力勝負、正しくガテンだけど、司馬はいいやつだな。
司馬の友人(?)であり、国交省のエリート官僚・堂島がなんとしても遺跡調査を妨害し、トンネルを完成させようとするが、司馬の一之瀬への世話焼きが邪魔して、嫌がらせは成功しても効果はない。
堂島が最終的に一之瀬に惚れてしまったのには、ちょっと笑った。
あれだけひどいことしたら、振り向いてもらえる可能性はゼロだろうからね。
堂島といえば、こっそり入れた名刺は発見されずに終わったようだけれど、なにかオチがあったほうが面白かったかも。
司馬のかわいい部下の長谷、堂島が送り込んだスパイの宇留野もとてもよかった。
遺跡や自然の保存と、生活の利便性についても考えられる一冊だった。
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2009.08/26 [Wed]23:01
「冷たいシーツの上で」
たけうちりうと「冷たいシーツの上で」 ill.蓮川愛 シャイノベルス
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カレーパン。
アンパンばかり、コンビニのおばちゃんに覚えられるくらいアンパンばかりだったのに。
好きなものはなんですか、と訊いて「カレーパン」と言ったから。
それからずっとカレーパンなのである。
なんて可愛いんだろう。
珍しく私のハートはきゅんきゅんした。
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カレーパン。
アンパンばかり、コンビニのおばちゃんに覚えられるくらいアンパンばかりだったのに。
好きなものはなんですか、と訊いて「カレーパン」と言ったから。
それからずっとカレーパンなのである。
なんて可愛いんだろう。
珍しく私のハートはきゅんきゅんした。
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2009.06/30 [Tue]18:27
「青鯉」
たけうちりうと「青鯉」 ill.高階佑 シャイノベルス
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BLにしておくのがもったいない。
静かなたたずまいの、幻想的で耽美的な小説である。
この不思議な趣の本に出会えてよかった、と本気で思える。
「青鯉」「デリート」、「青鯉」の番外編「星のもとで君が」を収録。
「青鯉」はあるサラリーマンが、ある日突然、体が臭うようになり、ひとりの青年と出会う物語である。
主人公・亮は妻子があり、郊外に一戸建て住宅も建てた『よき夫』である。
しかし、まるで鯉のように水を求め、同じ異変を体に宿した者(しかも雌雄があって、雄が必ずしも男に現れるとは限らない)である大学生・匠と触れ合うことで快楽を手にすることに溺れるのである。
短い期間ではあるが、話を重ねていくうちに亮は匠に惹かれ、匠もまた亮に惹かれるのだ。
亮には家庭があるはずだが、オチはなんとも面白かった。
実は妻には雄の麟紋が現れる徴候があって、同じ雄の麟紋の持ち主である亮と反発し、家を出て行ってしまったのだ。
毎月30万の仕送りは大変だろうと思うが、好き合う者同士一緒になれるようでよかった。
この体の異変のメカニズムは本当に不思議で、どうやら彗星が絡んでいるらしい。
「星の~」では匠の家族が匠にあてた手紙を模して書かれており、天体望遠鏡で彗星の観察をするのだそう。
水の中でのふたりはすごく綺麗だった。
「デリート」は感情のない吸血鬼である霧原と、霧原を一心に愛する天野の話である。
霧原には探しているものがあるのだ。それは、天使である。
霧原のいうところの天使は一般的なものとは違って、おそらく、嫌うことも好きになることもできない彼が本当に心から愛することのできる存在なのだろう。
霧原は優しいので、天野を傷つける前に遠ざけようとする。
けれど、天野は無理に霧原の傍にいようとし、あまつさえ血を与え抱かれようとする。
天野の霧原を想う気持ちがすごく痛々しいほどにせつない。
そして、霧原は感情を知らない分、天野が言うとおりすごく純粋なのである。
だからすれちがってしまった。
この話も不思議なもので、たぶん夢オチではない。
デリートというタイトルどおり、だんだんと霧原の周囲が切り取られ、そして霧原は削除される。
ふと気がついたときには、天野を受け入れるべき瞬間へと時は戻っているのだ。
「青鯉」よりこちらのほうがせつなくて、好きだなぁ…
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