Rosacyanin

のんびり気ままなBL小説中心の読書記録。

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「散る散る、満ちる」/凪良ゆう

凪良ゆう「散る散る、満ちる」 ill.海老原由里 ショコラ文庫

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凪良 ゆう 海老原 由里

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部下×上司のお話。
最近BLから遠ざかりつつあった私にBLのよさを思い出させてくれた一冊である。
ちょっとばかり感情移入しすぎて感想書きづらい…。

主人公・如月はとても寂しい人間である。
隣りの家に住んでいる兄弟のように育ってきた幼馴染・榎本もいるし、仕事も順調だけれど、両親を亡くした喪失感からいつまでも逃れられないでいるのだ。
大事なものが失われた時の悲しみを知る如月にとって、恋愛は臆病にならざるを得ないもの。
なぜなら愛する人との別れへの恐れが常にあるからだ。

そうはいっても、まだ二十代の若者だから、幸福な恋愛への憧れはあるし、時に見栄を張ることもあれば、つい嘘を吐いてしまうこともある。
片思いしていた部下・里見がゲイで片思いの相手がいると知りながらも、誘われるまま寝てしまった時も、酔って記憶を無くした里見に自分から誘ったとつい嘘をついてしまうし、慣れていないのに年上らしく振る舞おうとする。

如月の寂しさの象徴として出てくる犬のロボットがいい味を出していて、重要なアイテムになっている。
里見はよく気のつくほうであるらしく、如月の家に動くおもちゃがたくさんあるのを見て、如月の抱える寂しさに気付いていた。
けれども彼だってそんなにできた人間であるわけがないから、如月とセフレ状態がけっこう続いていたあたりは読んでいてやきもきした。

最後は里見の転勤などもあって最終的に数ヵ月後には如月邸で二人暮らしをすることになる。
気になるのは遠距離恋愛中にたくさん喧嘩したというところ。
数行で片付けられているわけだが、このふたりはそこからが恋愛の本番だと思うのだ。
とりわけ如月は本心をあまり語っていないし。
どんな喧嘩をして、すれ違いがあって、それをどうより強いきずなへとしていったのか大変気になる。
そのあたり、続編が出ないかなぁって思うのだが…。

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「憂える天使~アンジェロ~」/成瀬かの

成瀬かの「憂える天使~アンジェロ~」 ill.穂波ゆきね クロスノベルス

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電子書籍にて読了。
読みたいときに直ぐに買えるのが電子書籍のいいところ。
今回は意図的に一巻目を抜かして読んでみた。
出会いのどーのこーのよりらぶらぶになってからのふたりが読みたかったから。

幸せな家庭に恵まれなかったせいか他人に無条件で愛と思いやりを向ける里玖は、シチリアのマフィアのドン・クラウディオと新婚ほやほや。
健気受けの醍醐味とくれば、自分は相手につりあうのかとうじうじ悩むわけだ。
里玖は家庭環境のせいかかなり発育不良な17歳である。
身体も幼いが精神的にも学力的にも幼い。
イタリア語ができるはずもなく、英語は大の苦手。
クラウディオとも拙い英語と身振り手振りでコミュニケーション。
これはかなりぐっときた。可愛い。
ちょっとあほっぽい子なんだけれど、うじうじ悩むのも理由がはっきりしているし、脇役も魅力的で飽きずに楽しく最後まで読めた。
あの当て馬っぽいけど単なる当て馬に終わらず、よき相談相手で味方になってくれた彼の存在はとてもよかったなぁ。
クラウディオもマフィアのドンとしてもなかなかやり手のようで、格好良かった。

「唇よりも熱く」/成宮ゆり

成宮ゆり「唇よりも熱く」 ill.桜城やや 角川ルビー文庫

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成宮 ゆり 桜城 やや

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成宮さんらしい、王道設定でひねりを利かす、そんな一冊。
24歳自動車会社社長兼天才エンジニア×29歳秘書。

お気に入りの所としては受けが男らしいこと。
アメリカの保険王と称される腹黒セクハラ男・ランディの優秀な秘書として有名になるも、ベッドに誘われ殴って解雇という素敵な経歴の持ち主。
おかげでゴシップ誌に載ってしまった醜聞付きだが、高校中退ながら運もあったにせよ自力でのし上がってきた辣腕である。
怒らせると怖くて、最後の報復はなかなか見事だった(少々卑怯な気もするが)。
そして攻めの誘いをきっぱり断って同性との恋愛に嫌悪感を示す最初の頃の反応もよし。
攻めになびく過程でところどころ可愛らしさが垣間見えるのがすごくいい。
ついでにコンサートのチケット等、小道具の使い方が上手いことも挙げておく。

ちょっと惜しいなぁと思うところは、攻めの天才っぷりがあまりに現実離れしてしまっているところ。
自動車に関しては詳しくないのでちんぷんかんぷんだったが、ひとつの記号として捉えられるので問題はない。
また、攻めが飛び級して大学を卒業したり、若くして大発明をしたり、そもそも大企業の御曹司でお金持ちの社長というのは、お約束のBLファンタジー。まぁそこはいい。ただ、一人で兵器開発に流用できるようなエンジンを開発してしまったり、会社の目玉となる商品を一から1年ほどで開発・商品化してしまうのはあまりに非現実的すぎたような気がする。
才能溢れる男との恋はロマンチックだが、いささかやりすぎると興醒めなようだ。
読者の我が儘ではあるが、BLファンタジーでもある程度は地に足をつけたリアリティが欲しいのである。
リアルすぎてもダメなので、その辺難しいんだろうなぁと読むだけの人間は勝手に想像してみる。

そういえば、攻めの兄がものすごーい堅物で、どこから見ても攻めが受けに一方的に迫っているのに受けを敵視して弟を溺愛しているところ。
なんだか崎谷はるひさんの「不埒なモンタージュ」の兄を思い出してしまった(兄が主人公のスピンオフは読んでない)。
全然違うんだけれど、笑っちゃうほど堅物で弟を溺愛して自分の偏見を押し付けているところは似ていると思う。

「その男、取扱注意!」「その男、侵入禁止!」/成宮ゆり

成宮ゆり「その男、取扱注意!」「その男、侵入禁止!」 ill.桜城やや 角川ルビー文庫

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お気に入り度 ハート 薄ぴんくハート ちょっと薄ぴんくハート ぴんく


この著者の本はすべて読んでいるわけではないのだが、ルビーの作家さんたちの中で一番のお気に入り。
ルビーのカラーの中で、ちゃんと個性が生きていて面白いのだ
まぁ、全部面白かったかって言うと、当たり外れはある。好みの問題だけども。
その中で一番好きなのがこの2冊。
やっぱり面白い。面白いから続編が出たんだろうけど、私も再読

この本の魅力は、受けが男らしいところだろう。
冷蔵庫を殴ってへこませられる、土木で鍛えた肉体の持ち主。
でもちゃんと可愛いのだ。
その可愛らしさが不自然では決してないから、私は受け・佐伯が大好きだ。

佐伯のお相手・緒形も最高にいい。
美形で笑顔が素敵で、とっても優しい。でも佐伯限定。
本当は鬼畜で怖くて鬼。
「~侵入禁止!」で佐伯が親友・高橋の復讐に利用されて彼とチューしているところを嫉妬で責められるあたりで特に嫉妬深さと鬼畜さを感じ取れる。
そんなに佐伯にメロメロなんだね~と思うと緒形も可愛く見えてきてどうしよう…。

「~取扱注意!」では本編の後に緒形視点のショートがあって、それがもしかしたら一番面白いかもしれない。
佐伯視点で緒形の笑顔と優しさの裏を垣間見るのもいいが、実際に本性のなかでどうやって佐伯に接しているのか知ると顔のにやにやが止まらない。
もっと緒形視点で読んでみたいなぁと思う。
この二人が大好きなので、もう1冊続編は出ないものか…。
そして、成宮先生には是非他の出版社で書いてみて欲しい。
ルビーの縛りがなくなったらどんなものを読ませてくれるんだろう。

「意地悪く愛してよ」/成宮ゆり

成宮ゆり「意地悪く愛してよ」 ill.藤河るり 角川ルビー文庫

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ルビーってどれも皆同じようなカラーなんだけれど(だからこそ安心して読める側面もある)、その中でも成宮さんはクオリティが高いんじゃないかと思う。
とりあえず私が近年読んだ中では。(高遠さんは別枠)

不動産会社社長×祖母が骨董店を営む高校生。
骨董店にはかなりの額の借金があるのだが、受けは少しでもお金を稼ぎたい。
そこで、おじさん相手に体を売ろうとしたところを見咎められて、そんなに金が欲しいならもとマシな客を紹介してやるよ→客は俺だ!っていう。
しかもそれからずっと悪者だと思っていた攻めが実はすごくいい奴だということを知り、今までなにかとつっかかっていたことを反省。攻めの優しさに触れていくうちにだんだん惚れていく。

めちゃくちゃ面白いわけではないんだけれど、楽しめた。
主人公たちの気持ちの変化がよかったかなぁ。受けが可愛かった。

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